カメラの構え方 ー 手ブレを考える。
僕はとっても揺れている。
前後、左右、上下、・・・・16ビートのリズムに乗って? 三半規管がちゃんと働いてる証拠じゃ~。 体の平衡を保つ働きじゃい。 などと”うそぶいて”来たが、そうもいかなくなった。 昔のように山岳写真を主体に撮ってきた時は、遅いシャッター速度で撮る事はほとんどなかったが、山野草や、昆虫となると薄暗いところでの撮影も多くなるし、三脚を使えないケースも多い。 努力しないでも手ブレを少なくする方法はある筈だ。 手ブレってなんだろう? おおまかに3種類の原因が考えられるのではなかろうか? 1、体の揺れ(体全体の揺れ、腕etcの筋肉の揺れ) 2、シャッターを押す時に生じるる揺れ 3、ミラーのショックによる振動 (1)は、左手でしっかりとカメラをホールドし、脇を締め腕と体を一体化することで減少する事が出来るだろう。 (3)は、これもカメラをしっかりとホールドするしかない。(質量移動がある限り揺れは起こる、カメラ内部に打ち消し装置が付いてない限り、しっかりホールドし揺れの拡大を抑えるしかない。) (2)が問題である。指だけを下ろしシャッターを押せればいいのだが、僕の場合腕全体が下に下がる。 元々ホールド位置とシャッター位置には場所的ずれがある。 力学的にいうと、力のモーメントが発生しやすいということである。(ホールド部を中心にした回転運動) 逆にいえばここが”肝”である。 早速僕はブレの検証をすることにした。 これには点光源を撮影すればよい、僕は箱に黒布を被せ、ピンホールを開け、中から豆球で点灯し写真に撮った。 通常の構え方で撮った。斜めにぶれている。(回転運動をしている証拠) 同じ構え方で鏡を写す。 力のモーメントの発生が少なくなるように意識した持ち方 左手の位置をシャッター側に寄せている。 ちょっとした実験だが、思いの他”良い結果”が出た。 実験には、シグマ18-50mmF3.5-5.6を使ったが、レンズによって重量やバランスが違うので、直ちには普遍化できないが、力学的分析の必要さは検証された。 ・・・・・なんていいながらブレブレ写真を量産したりして・・・・・。 鏡に向かって写しているので、左右逆転しています。
by kawasemibox
| 2007-08-19 14:33
| 撮影機材
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