ジャンク・ボックスをひっくり返す。 ミザール D68 F600mm(天体望遠鏡)で試撮する
信州の小屋に放置したままのミザールD68mm F600mm天体望遠鏡
使わないまま30年も放っておいたものだが、鳥撮をするようになってから気になっていた。 この望遠鏡は反射望遠鏡に同架してガイド鏡として使っていたものだ。 久しぶりに見てみるとレンズは汚れ着色し使える状態ではなかったので、大きな汚れをレンズクリーナーで拭き取り大阪に持って帰った。 色消しレンズ(アクロマート)を使っているのだが、レンズ部分は分解できずレンズ同士が向かい合っている側がクリーニング出来なかった。 今回はこのレンズでの試撮してみた。 従来から僕はカメラ用超望遠レンズのレンズ構成が不思議でならなかった。 というより、写真用望遠レンズに屈折式天体望遠鏡のように、シンプルなレンズ構成の超望遠レンズがないのが不思議だった。 今回、試してみたかったのは解像力、ボケ、周辺部の流れである。 カメラはE-410を使用、接続にはM42-NikonFマウントアダプター、NikonF-フォーサーズマウントアダプターを使用。直焦点で撮影。 レンズの汚れが信じられないほどピントはチャンときているy。 ボケの柔らかさが印象的。このへんはレンズ構成が少ない事の大きなメリットだ。 さすがにハレーションが大きく全体に眠い調子だが、汚れてないレンズなら解消するかもしれない。 像の流れは分からない。 さて、野鳥で試し撮と天野川に出かけたが、見つけたのは白サギ ピントはきっちりきているが、レンズの汚れからきていると思われるハレーションの為、白の表情が出ていない。 白飛びしやすく、ダイナミックレンジの狭いE-410にはつらい被写体だ。 ミドリガメ 色収差が見られる。この辺は色消しレンズの限界かもしれない。 カメラの設定は、ISo200 ノイズフィルターoff シャープネス ー1 色調 ナチュラル JPEG 今回の試撮は大成功でした。 昔の安価なレンズでも結構写るものです。 僕的には充分使えます 逆に言えば市販の写真用レンズの二群以降のレンズ群は、諸収差の改善に役立っているのでしょうが、解像度etc.ではマイナス要因として働いているようです。 BORGの天体望遠鏡による野鳥撮影が、一部の人の間で広がり始めているようだが、納得できます。 AFにこだわらなければ、天体望遠鏡を積極的に活用していくのは面白いかもしれません。 当分は、ミザールと遊んでみます。
by kawasemibox
| 2008-10-27 22:19
| 撮影機材
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